1935年 熊野市生まれ。
紀伊半島に育ち、この地方に土着して来た。「漁村」「山村」「海辺の町」。声を交わす人々は今なお素朴で人間的である。そして私の体に浸み渡っているのは身近な海・漁船・山・雲・人々の生活の臭いである。そういうものを思いを込めて描いて来た。情報化時代モダンスタイルの表現も伝わって来るが、私にはまわりの風物の呼びかけの方がもっと強く体内に入ってくる。そういうものを通して自分を表現したいと思っている。
「風伝峠の見える風景」1987 100号変型